テーブルマナーでフォークをどう使うか

テーブルマナーに一家言待つタイプにありがちなのが、かたくなに英国流を貫く姿勢。

ルーツに忠実なのはいいのだけれど、ナイフ、フォークには使いやすさも大切な要素だという気がします。

ライスを食べるとき、あなたはどんなふうにナイフとフォークを使っていますか?

ナイフでフォークークの背にライスを乗せて口に運ぶ。確かにこの作法、英国流だといわれるのだけれど、いざ、やってみると、口にいきつくまでにライスがポロリ、やりにくいことこの上ないのです。アーチ型のフォークの背はどう見てもモノを乗せるのに適しているとは思えません。

乗せるのなら、くぼんだフォークの腹のほう。ナイフでフォークの腹にライスを乗せて食べるのが、合理的です。ナイフを使うのが面倒なら、フォークを右手に待ち替えてすくって食べても大丈夫なんです。

ワゴンに乗ったケーキの中からお気に入りを選ぶ・・なんだか心が弾んじゃいます。でも、いざ食べる時になると、弾んだ心がシュン・・

選んだ三角形の二段重ねのイチゴのショートケーキ、食べているうちに倒れてお皿がベトベトになっちゃいそう。三角形のケーキは、先のとがったほうからナイフで切ってフォークで食べるのが基本です。

ナイフが添えられていない時は、フォークの側面をナイフ代わりに使います。最後のひと切れは倒れない程度の厚さに残し、横半分に切って食べるのがいいのでは?

二股重ねのものは、同じようにまず上の段を食べ、下の段に移るというふうに上下二段がまえがポイントです。

「ケーキ、どう?」とすすめられ、食べたいのに遠慮していたあなた、この方法なら、もう絶対安全です。