FXの為替予約って何?

貿易取引は、一般に契約から代金の受払いまで数カ月かかりますから、為替相場の変動によって収益が大きく変わってくるというリスクがあります。

そこで、多くの輸出入企業では、「FXの為替予約(先物為替予約)」を利用して、為替変動のリスクをヘッジ(回避)しています。為替予約の取引をする相手は銀行です。

FXの為替予約とは、3ヵ月後、6ヵ月後など一定期間後に、あらかじめ決められた為替レートで外貨の売買を行う取引のことです。

通常の為替レートを「直物レート(スポット・レート)」というのに対し、為替予約のレートを「先物レート(フォワード・レート)」といいます。

為替予約(ドルを売買する場合)には、「ドル買い為替予約」と「ドル売り為替予約」があります。

①ドル買い為替予約
輸入企業が数カ月後に支払うドルは、円に換釣するといくらになるかを決めるときに利用します。ドルの支払日に合わせてドル買い為替予約をして円ベースの支払額を確定させておき、為替変動のリスクを回避します。

②ドル売り為替予約
輸出企業が数カ月後に受け取るドルは、円に換算するといくらかを決めるときに利用します。ドルの受取日に合わせてドル売り為替予約をして円ベースの受取額を確定させておき、為替変動のリスクを回避します。

参考:FX外国為替取引投資の基礎知識と始め方!

ただし、企業がいったん銀行と為替予約の契約を結んだら、一定期間後の為替相場がどうなっていても、原則として契約した先物レートで取引しなければなりません。

為替相場の動きによっては、為替予約をしなかったほうが得たったケースも当然出てきます。

それでもあえて為替予約を利用するのは、為替変動リスクを極力抑えることで、事業計画が立てやすくなったり、資金繰りを安定させるほうが重要と考えるからです。



経済は株式投資にとって懸念材料が多い

それにしても経済は株式投資にとって懸念材料が多いですね。

ここ1年くらいは、ヨーロッパの経済も少しずつ安定してきていたかのように報道されていましたが、最近またポルトガルがやばいとかイタリアがやばいという話が再燃してきています。

そして中国もとても危ない状況だそうです。(悪い部分を隠していることは皆知っていましたが・・)

怖いのはやっぱり中国の消費の冷え込みでしょうね。韓国もそうですが、負債を無視して消費し続ける体質がとても危険なのです。

せっかく日本はアベノミクスでなんとか盛り上がりを見せ始めているところなのに、ヨーロッパと中国の不確実な要素がそこにブレーキを掛けちゃってる感じですよね。

日本の株式投資も5月半ばまでは調子良かったですが、少しネガティブなニュースが出るとガタガタともろく崩れましたよね。

ここが怖いところです。日本の企業も実際に設備投資が増えていないそうですが、世界経済全体で見たら、なかなか投資しづらい環境なんですよね(^_^;)

参考:株取引の方法を解説!

1965年以降、日本で証券会社を営むためには、大蔵大臣から免許を受けなければなりませんでした。

しかし、1998年からは金融庁への登録だけで証券業を営むことができるようになり、最近では、インターネットを利用したオンライン証券が増加しています。

現在、外資系証 券会社も含め、約300社程度の証券会社があり、店舗は2千数百あります。

証券会社は、証券取引所の取引参加者かどうかでそのステータスが異なります。取引参加者でない証券会社は、取引参加者の証券会社を通して、取引所に注文を出すことになります。

取引参加者である証券会社は、定額負担金や売買の額に応じた定率負担金を取引所に支払います。