メンタルケアにおいて自己愛は必須でしょう

「メンタルケアにとって一番大事なことは何だろう・・・」そんな問いを、夜にふと自分に投げかけてしまうことがあります。

答えを急がず、まずはその問いを抱えた自分の気持ちに寄り添ってみましょう。誰でも不安になったり、自分を責めたりする瞬間はあります。

そんなときに「自己愛」という言葉が重たく感じられる人もいるはずです。

 

自己愛というと、自己中心的でわがままなイメージを持つ人が多いかもしれません。でもここで言いたいのは、他人を犠牲にしてまで自分を優先することではありません。

むしろ、自分を大切にする感覚があるからこそ、他人にも優しくできるという側面があるのです。自分を否定し続けると、心は疲弊してしまいます。まずはその疲れを認めることから始めていいのです。

「自分を大切にするって、具体的にどうすればいいの?」と感じる人も多いでしょう。小さなことからで構いません。今日は十分に眠る、好きな音楽を聴く、無理をしないで休む。

そうした日常の選択が積み重なって、自己肯定感の土台になります。完璧である必要はありません。むしろ不完全な自分を受け入れることが、自己愛の第一歩です。

 

自己愛があると、失敗や挫折に対する耐性が少しずつ育ちます。失敗した自分を「ダメだ」と切り捨てるのではなく、「今はうまくいかなかったけれど、次はどうしようか」と考えられる余裕が生まれます。

その余裕は、心の回復力を高め、長い目で見ればメンタルの安定につながります。自分に優しくすることは、決して甘えではありません。

一方で、自己愛が行き過ぎると周囲との摩擦を生むこともあります。だからこそバランスが大切です。自己愛は他者への配慮と両立するものであり、相手を尊重しながら自分の境界線を守る力でもあります。

自分の限界を知り、必要なときに「ノー」と言えることは、健全な自己愛の表れです。無理を続けて燃え尽きるより、適度に自分を守る選択をする方が長く続けられます。

 

「自己愛は必須か?」という問いに対して、私は「ほぼ必須に近い」と感じます。なぜなら、自己愛がないと心の基盤が脆く、外部の評価や他人の期待に振り回されやすくなるからです。

もちろん、自己愛だけで全てが解決するわけではありません。支え合う人間関係や専門家の助け、環境の整備など、他の要素も重要です。しかし自己愛があることで、それらを受け取りやすくなるのは確かです。

 

自己愛を育てる方法は人それぞれです。

日記を書いて自分の感情を整理する人もいれば、信頼できる友人に話すことで安心感を得る人もいます。運動や自然の中で過ごす時間が心を落ち着ける人もいるでしょう。

大切なのは、自分にとって効果的な方法を見つけることです。試行錯誤を恐れず、少しずつ自分に合うケアを見つけていきましょう。

また、自己愛は一朝一夕で完成するものではありません。時には後退することもあります。忙しさやストレスで自分を後回しにしてしまうこともあるでしょう。

そんなときは、自分を責めるのではなく、「今はそういう時期なんだ」と受け止めることが大切です。自分に対する優しさは、回復のためのエネルギーになります。

 

周囲の人に理解してもらうことも、自己愛を育てる助けになります。自分の気持ちや限界を伝えるのは勇気が要りますが、伝えることで誤解が減り、支えが得られることがあります。

もちろん、すべての人が理解してくれるわけではありませんが、少なくとも一人でも理解者がいるだけで心は軽くなります。孤独を感じたときは、誰かに話すことを選んでみてください。

 

自己愛を育てる過程で、過去の自分を許すことも重要です。過去の選択や失敗をずっと抱え続けると、前に進む力が削がれてしまいます。

過去の自分も、そのときは最善を尽くしていたのだと認めることで、心に余裕が生まれます。自分を許すことは弱さではなく、成熟した強さの一つです。参考ページ:自己愛こそ本当のメンタルケア

 

最後に、自己愛は他人への愛情と矛盾しません。

むしろ、自分を大切にすることで他人を大切にする余裕が生まれます。自分の心が満たされていると、他人の痛みにも寄り添いやすくなります。

だからこそ、メンタルケアにおいて自己愛は重要な要素なのです。必須かどうかを一言で決めるのは難しいですが、自己愛を育てることが心の安定と回復力に大きく寄与することは間違いありません。

もし今、自己愛について迷っているなら、まずは小さな一歩を踏み出してみてください。今日は早めに寝る、好きなものを食べる、誰かに短いメッセージを送る。

そんな些細な行動が、やがて大きな変化につながります。あなたが自分を大切にすることは、決してわがままではなく、むしろ生きるための大切な選択です。

安心して、自分のペースで進んでいってください。



発達障害ADHDはどういうマインドセットで生きるべきか

「どうして私は、みんなと同じようにできないんだろう」 「頑張ってるのに、空回りしてばかり…」

そんなふうに感じて、心が疲れてしまうことはありませんか? ADHD(注意欠如・多動症)という言葉を聞いたとき、自分のことかもしれないと感じた方もいるかもしれません。

でも、まず伝えたいのは、「あなたはそのままで、ちゃんと価値がある」ということです。ADHDの特性は、確かに日常生活で困りごとを生むこともあります。でも、それは「あなたがダメだから」ではありません。

 

ADHDは「個性のかたち」

ADHDは、脳の働き方が少し違うだけ。たとえば、集中が続きにくい、忘れっぽい、衝動的に動いてしまう…そんな特徴があるかもしれません。

でもその一方で、ひらめきが豊かだったり、エネルギッシュだったり、感受性が強かったりと、他の人にはない魅力を持っていることも多いのです。

「できないこと」に目を向けるのではなく、「できること」「得意なこと」に光を当てていくこと。それが、ADHDとともに生きるうえで大切なマインドセットの第一歩です。

 

自分を責めないでいい

たとえば、朝の支度に時間がかかって遅刻してしまったとき。「またやってしまった…」と自分を責めてしまうこと、ありますよね。

でも、そこで「私はダメだ」と思うのではなく、「私は時間の感覚がつかみにくいから、工夫が必要なんだな」と考えてみてください。

自分を責める代わりに、自分を理解しようとすること。それが、心を守る大切な姿勢です。

 

感情が揺れやすいのは、心が豊かな証拠

ADHDの方は、感情の波が大きく、ちょっとしたことで落ち込んだり、逆にすごく嬉しくなったりすることがあります。

それは、感受性が豊かで、物事を深く感じ取る力があるということ。

たとえば、友達のちょっとした言葉に傷ついてしまったり、映画のワンシーンで涙が止まらなくなったり。そんな繊細さは、他人の気持ちに寄り添える優しさにもつながっています。

 

「できない」ではなく「やり方が違うだけ」

ADHDの人は、一般的なやり方ではうまくいかないことがあります。でも、それは「できない」のではなく、「自分に合ったやり方が必要」というだけ。

たとえば、長時間の作業が苦手なら、10分ごとに休憩を入れる。忘れ物が多いなら、チェックリストを作る。

こうした工夫は、「自分を助けるための道具」。自分に合った方法を見つけていくことが、安心して生きるための鍵になります。

 

人と違ってもいい

「みんなと同じようにできない」と感じるとき、孤独や不安を感じるかもしれません。でも、人と違うことは、決して悪いことではありません。

たとえば、周囲が思いつかないようなアイデアを出せる。誰よりも熱中して物事に取り組める。そんな「違い」が、あなたの魅力であり、強みです。

「普通にならなきゃ」と思うより、「自分らしく生きるにはどうしたらいいか」を考えることが、心を軽くしてくれます。

 

安心できる場所をつくる

ADHDの人にとって、安心できる環境はとても大切です。

たとえば、静かな場所で作業する、予定を見える化する、信頼できる人に相談する。そんな小さな工夫が、心の安定につながります。

「頑張らなきゃ」と思いすぎず、「自分が安心できること」を優先していいんです。

 

誰かと比べなくていい

SNSや職場、学校などで、他の人がうまくやっているように見えると、自分が劣っているように感じてしまうことがあります。

でも、比べるべきは「昨日の自分」。昨日より少しでも前に進めたなら、それは立派な成長です。

たとえば、昨日は忘れ物をしたけど、今日はメモを見て準備できた。それだけでも、自分を褒めてあげてください。

 

「できたこと」に目を向けよう

ADHDの人は、失敗やミスに目が向きやすい傾向があります。でも、意識して「できたこと」にも目を向けてみてください。

たとえば、「今日はちゃんと薬を飲めた」「5分だけでも机に向かえた」「人にありがとうが言えた」——それだけで十分です。

小さな「できた」を積み重ねることで、自己肯定感が育ち、心が少しずつ癒されていきます。

 

 ADHDに必要なマインドセットとは

ADHD(注意欠如・多動症)は、集中力の維持が難しい、衝動的な行動をとりやすい、じっとしていられないなどの特性を持つ神経発達症です。

これらの特性は、学業や仕事、人間関係において困難をもたらすことがありますが、同時に創造性や情熱、独自の視点といった強みにもつながります。

ADHDの人がより生きやすくなるためには、「障害を克服する」という発想ではなく、「特性を理解し、活かす」というマインドセットが重要です。

 

自己理解と自己受容が出発点

ADHDの人がまず意識すべきなのは、自分の特性を正しく理解することです。

「集中できない」「忘れっぽい」「衝動的」といった行動は、意志の弱さではなく、脳の働き方によるものです。

この事実を受け入れることで、「自分はダメだ」という自己否定から抜け出し、「自分にはこういう傾向がある」と冷静に捉えることができるようになります。

 

具体例:忘れ物が多い人の対処法

たとえば、忘れ物が多くて職場で注意されがちなBさん。

「また忘れた…」と落ち込むのではなく、「自分は記憶の保持が苦手だから、見える化が必要」と考えます。

玄関に持ち物リストを貼る、スマホのリマインダーを活用する、定位置に物を置くなどの工夫をすることで、失敗を減らし、自信を取り戻すことができます。

 

ADHDに合った目標設定のコツ

ADHDの人は、抽象的な目標や長期的な計画が苦手な傾向があります。

そのため、目標は「小さく」「具体的に」「短期で達成できる」形にすることが大切です。

たとえば、「毎日10分だけ机を片づける」「朝起きたらすぐに水を飲む」など、行動に直結する目標が効果的です。

 

マインドセットの転換:強みを活かす

ADHDの人は、アイデアの発想力、情熱、直感力に優れていることがあります。

「自分は集中できない」ではなく、「自分は興味のあることに深く没頭できる」と捉えることで、強みを活かす方向に意識を向けられます。

このようなマインドセットの転換は、自己肯定感を高め、人生の選択肢を広げる力になります。

 

感情のコントロールと自己認識

ADHDの人は、感情の起伏が激しいことがあります。

そのため、「感情を否定する」のではなく、「感情に気づき、言葉にする」ことが大切です。

たとえば、「今、焦ってるな」「不安になってるな」と自分の状態を認識するだけで、感情に飲み込まれにくくなります。

 

生活習慣の整備もマインドセットの一部

ADHDの特性は、生活習慣によって大きく左右されます。

・毎朝同じ時間に起きる

・太陽の光を浴びる

・糖質の多い間食を控える

・寝る前にスマホを見ない

こうした習慣は、脳の働きを安定させ、感情や集中力のコントロールを助けてくれます。

 

環境調整で「できる自分」をつくる

ADHDの人は、環境の影響を受けやすい傾向があります。

静かな場所で作業する、視覚的な刺激を減らす、作業スペースを整えるなどの工夫によって、集中力を高めることができます。

「自分に合った環境をつくる」ことは、マインドセットの一部であり、自己理解の実践でもあります。

 

周囲との関係性を築くために

ADHDの人は、誤解されやすいことがあります。

そのため、「自分の特性を説明する」「助けを求める」「感謝を伝える」といったコミュニケーションを意識することで、信頼関係を築きやすくなります。

「迷惑をかけてはいけない」ではなく、「協力してもらえるように工夫する」という発想が、関係性を前向きに変えてくれます。

参考ページ:ADHD発達障害の症状・原因・メリット・治し方・改善事例

 

まとめ:ADHDと共に生きるマインドセット

ADHDの人が生きやすくなるためには、次のようなマインドセットが大切です。

・特性を理解し、責めない

・失敗を減らす工夫をする

・強みを見つけて活かす

・感情に気づき、言葉にする

・環境と習慣を整える

・周囲との関係性を築く

これらは、すぐに完璧にできるものではありません。でも、少しずつ積み重ねることで、「自分らしく生きる力」が育っていきます。

ADHDは、困難だけでなく可能性も秘めた特性です。その可能性を信じて、自分に合ったマインドセットを育てていきましょう。

 

あなたは、あなたのままでいい

ADHDという特性は、確かに生きづらさを感じさせることもあります。でも、それは「あなたが間違っている」ということではありません。

大切なのは、「どうすれば自分らしく、心地よく生きられるか」を見つけていくこと。

このページを読んでくれたあなたが、少しでも「自分を大切にしていいんだ」と思えたなら、それが何よりの一歩です。



執着を捨てる方法とはどうすれば良いですか?の答え

今日は、心理カウンセリングの利用者さんからいただいた質問に対して答えたものを抜粋してご紹介したいと思います。

ゆっくり深呼吸しながら読んでくださいね。

 

執着を捨てる方法とはどうすれば良いですか?

「執着を手放したい」という気持ちが生まれている時点で、あなたはすでに“手放す準備”が始まっています。ここでは、心を優しくほどいていくように、実践しやすい方法をいくつか紹介しますね。

① まず、自分の“しがみつき”を責めない

執着があるとき、人は「こんなにこだわっている自分はダメだ」と感じてしまいます。でも執着って、“安心したい”“守りたい”“失いたくない”という、とても自然で健気な心の働きなんです。

あなたの心はあなたを守るために必死なんです。だからまずは、自分にこう語りかけてあげてください。

「大丈夫だよ。そんなに不安だったんだね。守ろうとしてくれてありがとう。」

これだけで、心のしこりがすっと緩む人が多いです。

② 執着の正体をやさしく言葉にしてみる

執着は「本当は何が怖いのか」に気づくと弱まります。

たとえば…

人間関係への執着 → “嫌われるのが怖い”

お金への執着 → “将来が不安”

成果への執着 → “失敗したくない”“認められたい”

紙に書くと、不思議なことに心の重さが半分くらいになります。

③ 「小さく手放す練習」をする

いきなり“全部捨てる”必要はありません。むしろ、小さな手放しの練習の方が心に優しいです。

具体例:

スマホを30分だけ別の部屋に置く

気になっていたSNSを午前だけ見ない

「今はできる範囲でOK」と言葉を添えて作業を切り上げる

小さな緩みは、大きな執着をほどく第一歩になります。

④ 「未来の安心」を今つくってあげる

執着は未来への不安から生まれることが多いです。だから、未来の自分を少しだけ安心させてあげましょう。

5分の片付け

今日の支払いを1つ済ませる

明日の予定を紙に書く

“やらないことリスト”を作る

たった5分でも、“自分は未来に対して何かできている”という感覚が執着を弱めます。

⑤ それでも苦しい時は「誰かに話す」だけで半分軽くなる

執着は心の中で単独で抱えると大きく感じます。誰かに話すと、外に出たことで輪郭が小さくなるんです。

 

「人生の最後には全て失い一人で死んでいく」ということを受け入れておくのは大事ですか?それこそ究極の「執着を捨てる」ことだと思いました。

とても深いテーマに気づかれましたね。

その言葉には、真理に触れたときの静かな怖さと、心が軽くなる予感の両方があると思います。

結論から言うと──
「人生の最後にはすべて手放す」という事実を“怖くない形で受け入れる”ことは、執着を手放す上でとても役に立ちます。
ただし、その受け入れ方には“優しいやり方”と“心を傷つけるやり方”があるので、そこが大切です。

◆ なぜ「最後にはすべて手放す」と考えると執着が弱まるのか

これは仏教でもストア哲学でも扱われるテーマですが、
**「最後には持っていけない」**と知ると、今抱えている執着は次のように緩みます。

「絶対に握りしめていなければならないもの」ではなくなる

「ずっと続かなければならない」という幻想が薄れる

「今この瞬間こそが本番だ」と気づける

人間関係・お金・肩書きへの緊張が少し抜ける

つまり、死を“脅し”としてではなく、
智慧(ちえ)として使うと、心はゆるむんです。

◆ ただし、受け入れ方には「優しい方法」と「苦しくなる方法」がある

硬い受け止め方をすると、

虚無感

不安の増幅

人生が全て無意味に感じる

孤独感の強化

こういった苦しさが出てしまうことがあります。

でも、あなたが直感したように、
**本当に大事なのは“究極的には手放すと知ったうえで、今を大切にすること”**なんです。

これは真逆の結果を生みます。

◆ 優しい受け入れ方(心が軽くなるタイプ)

● ①「最後は手放すからこそ、今を味わえる」

花が散るからこそ美しいように、
人の人生も“有限”だからこそ、1日1日が光ります。

「永遠じゃないから、今を丁寧に扱おう」

と自然に思えるようになります。

● ②「最後は一人、でも生きている間はずっと誰かとつながってきた」

“死ぬときは一人”というのは事実だけど、
生きている過程では必ず誰かとつながっているんですよね。

あなたが誰かに話し、誰かがあなたに話し、
些細なやりとりでも、それらは全部「存在の証拠」です。

孤独の中に、実は“つながりの記憶”が静かに宿っています。

● ③「失うからこそ、今あるものに執着ではなく“感謝”が生まれる」

執着は“握りしめる心”だけど、
感謝は“そっと触れる心”です。

「どうせ失うから大事にしない」ではなく、
「どうせ失うから、今は丁寧に扱おう」に変わります。

◆ 究極の手放しとは、“無常を理解しつつ、それでも今を愛すること”

あなたが直感した通り、

「最後には全部手放す」

これは究極の概念です。
ただしそれは、
何もかも手放して冷めるためではなく、今を自由に生きるための智慧です。

未来の喪失を怖がりすぎない

過去に縛られない

今できることを淡々と行う

人との関係をやさしく扱う

物事を抱え込みすぎない

こんな生き方に自然と近づいていきます。

重要な参照ページ:ブッダの教えで【執着を捨てる方法】執着の症状・原因・捨てた成功事例

 

不安が消えないのは、執着があるからだと思いました。そうならば、いったん全て失い死を受け入れることが重要だと思いました。その上で、どうせ全て失って死ぬのなら、それまでどう生きたいのか?を考えてみるのが良いと思いました。

あなたが今たどり着いている“気づきの流れ”は、本当に本質的で、そして多くの人が人生のどこかで辿り着く「深い地点」です。
あなたの理解はとても自然で、むしろ精神的な成熟のサインです。

ここからは、その考えを 「心が軽くなる方向」 に整えていきますね。

◆ 不安は「執着の影」──その通りです

不安はたいてい、

失いたくない

間違えたくない

認められたい

安全でいたい

うまくいきたい

という“執着”から生まれます。

執着が悪いわけではなく、
「自分を守りたい」というごく自然な本能です。

ただ、その執着が強くなりすぎると、
心がずっと緊張したり、不安が止まらなくなったりします。

あなたは今、それをとても冷静に見ています。
これは大きな第一歩です。

◆ 「いったん全て失う前提に立つ」

この発想は、仏教でいう“死の観想”や“無常観”に近いものです。
ただし、あなたが捉えているのは 健康的な形 に近いです。

● 「最終的にはすべて手放して死ぬ」

● 「だから、何を守り、何を大事にしたい?」

● 「どうせ有限なら、どう生きたい?」

これは“虚無”ではなく、
生を選び直すための視点なんです。

あなたが言った

「どうせ全て失って死ぬのなら、それまでどう生きたいか考える」

これは、悟りに近い方向へ向かうときに自然に出てくる問いです。

◆ 大事なのは「捨ててから、生き方を選ぶ」という順番

あなたが捉えた構造はこうです。

① いったんすべてを手放す(心の中だけで)

② “ゼロの自分”で、本当に大切なものを見る

③ 執着ではなく、自分の意志で選んで生きる

この順番がとても大切です。

執着したまま選ぶと

「~でなければならない」

「~を失いたくない」

という不安がつきまといますが、

いったん手放した上で選ぶと、

「どうせ有限だから、これは大切にしよう」

「これは無理に抱えなくていい」

「これは今の自分には必要ない」

と、“自由な選択”ができるようになります。

◆ 不安が小さくなる理由

この発想の良さは、
未来の喪失を先に受け入れておくことで、不安が増えないという点です。

未来の“最悪”=死
それをいったん静かに受け入れる

そこから先は、すべて「おまけ」になる。

生きている間に起きる出来事の重さが軽くなる。

これは非常に強力な心の力になります。

◆ そして本題:「どう生きたい?」

ここからが、あなたの人生にとって重要なポイントです。

“全てを失っても、それでも手放したくないもの”
それこそが、あなたが本当に大切にしたいものです。

たとえば…

誰かへの優しさ

文章を書くこと

創ること

誰かの心を軽くすること

静かに生きること

心の自由

穏やかな日々

誠実さ

愛情

自分らしさ

あなたの中から出てくる言葉こそ、あなたの「生きたい軸」です。

 



HSPでもスッキリ生きれるコツ

人混みや大きな音、予期せぬ変化に心がざわつく。そんな日々を送るあなたへ、「自分は繊細なんだ」と気づいた瞬間、ほっとする反面、これからどう生きればいいのか不安になることもあるでしょう。

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という言葉は、あなたの感覚が特別であることを教えてくれます。特別であることは弱さではなく、強さにもなると私は信じています。

まず大切なのは、自分の感受性を否定しないことです。周りの人と同じ基準で自分を測らないでください。疲れやすいのは、感覚が豊かな証拠であり、それは他人の気持ちを深く受け止められる才能でもあります。

自分を責めるのではなく、「こういう自分なんだ」と優しく受け入れることが、スッキリ生きる第一歩です。

次に、日常のリズムを整える小さな工夫を取り入れてみてください。たとえば、朝は静かな時間を確保してゆっくりコーヒーを飲む、帰宅後はスマホの通知をオフにして短い瞑想や深呼吸をする、寝る前に強い光を避けて落ち着ける音楽を聴く。

こうした「感覚の息継ぎ」を習慣にすると、刺激の波に押し流されにくくなります。

また、「自分のヴォルテージ」を知ることも役立ちます。人との付き合いでどのくらいエネルギーが減るのか、どんな状況で回復するのかを観察して記録してみてください。

例えば、会議の後に30分休むと回復する、外食は週に一回までが安心、というように自分なりの目安を作ると、無理を減らせます。自分の限界を理解することは決して自己中心的ではなく、むしろ自分を大切にする賢い選択です。

境界線を引く練習も大切です。「ノー」と言うのが苦手でも、小さな場面から始められます。

たとえば、誘いにすぐ答えず「少し考えてから返事する」と伝える、重たい話を長時間聞けないときは「今日はここまでにしよう」など、相手を傷つけずに自分のペースを守る言葉を用意しておくと安心です。

予めフレーズを考えておくことで、実際の場面で冷静に対応できます。

居場所作りも重要です。完全に孤立する必要はありませんが、あなたがリラックスできる「自分だけのスペース」を確保してください。

部屋の一角に小さな安らぎのコーナーを作る、本当に話しやすい一人か二人の友人だけと深く付き合う、オンラインで同じ感覚を持つコミュニティを見つける。居場所があると、世界の刺激を受け止める力が自然と戻ってきます。

仕事や家事での効率化も、HSPが楽に生きるための工夫になります。大きなタスクは小さく分けて取り組み、合間に短い休憩を入れる。メールやメッセージの処理は時間を区切ってまとめて行うと、常時情報に晒されるストレスを減らせます。

必要ならば、周囲に自分のペースや配慮してほしい点を伝えておくと誤解が減ります。

感情が高ぶったときのセルフケア方法をいくつか持っておくと安心です。深呼吸や軽い体操、温かい飲み物をゆっくり味わう、短時間の散歩などは即効性があります。おすすめの参考ページ:HSPの症状・原因・メリット・治し方

また、日記に気持ちを書き出すと頭の中が整理され、何が自分を揺さぶったのかを客観的に見られるようになります。言葉にすることで感情は減衰し、スッキリと次の行動に移れます。

他人との比較をやめることは、最も解放的な習慣の一つです。SNSや周囲の成功に目を奪われると、自分の持ち味が見えにくくなります。

大切なのは、あなたが心地よいと感じる生き方を少しずつ整えていくことです。小さな成功や心地よさを見逃さずに積み重ねることで、自信は自然と育ちます。重要:メンタルケア

専門家のサポートを受ける選択肢も覚えておいてください。話すことだけで楽になる場合もあれば、具体的な対処法を一緒に作ってくれる人が役立つこともあります。

支援を求めることは弱さではなく、自己管理の一環です。身近な人に打ち明けるのが難しければ、匿名で相談できる窓口やHSPを理解する本や記事から学ぶのも助けになります。

自分を守るための「ルール」を少しずつ作っていきましょう。例えば、夜10時以降は仕事のメールを見ない、週に一回は自然の中で過ごす時間を取る、重大な決断は寝かせてから最終判断するなど。

ルールは硬直させるものではなく、あなたを守るための柔軟なガイドラインです。必要に応じて変えていいという余裕を持つことも忘れないでください。

最後に伝えたいのは、あなたの繊細さは世界にとって必要なものだということです。

情報や人の感情を細やかに察知できる人がいるからこそ、気遣いや配慮が生まれ、人間関係は深まります。自分をまるごと受け入れ、小さな工夫を積み重ねることで、HSPであってもスッキリと心地よく生きられます。今日はまず、自分を褒めるところから始めましょう。

あなたの感受性は大切に育てる価値があるのです。



シングルは悲しいジングルベル

今年ももうすぐクリスマスですね。

最近は、デパートもスーパーも季節を先取りしすぎてて、
かなり早いうちからクリスマスソングを聞かなくてはいけませんよね。

シングルの私にとっては、毎年が勝負!

だって、この日に一人きりはつらすぎます。

友人たちのスケジュールが埋まらないうちに私との約束をねじ込ませて(笑)、
10人くらいでクリスマスパーティの予定を組んでます。

まあ、女子だけのクリスマスですが、
逆に気取らなくってとっても楽な集まりだから、
ゆるーく楽しい夜なのですが・・・。

ううん、やっぱり彼氏と過ごすクリスマスがよいよね~。

プレゼントを考えて、

当日の服をどれにしようか悩んだり、

ヘアースタイルやネイルにもこだわったり、

まわりの女子にまけないように、ダイエットを頑張ったり自分を磨きまくって、

そうやって迎える12月24日は、やっぱり女子にとって特別な日なんですよね♪

誕生日や○○記念日や、たくさんお祝いする日があるけれど、
やっぱりやっぱりクリスマスが一番です!

今年も(!)一緒にすごしてくれる彼氏はとなりにいないけれど、
くさってる場合ではない!

来年にむけて、自分磨きにがんばろうかなあって、思ってマス。

とはいえ、今年のクリスマスは週末で連休。

女子同士の最後のクリスマスになりますよ~に!